学費から見る通信制高校の特徴

通信制高校には私立と公立があり、それぞれに特徴があります。最も顕著な違いは学費です。
公立の通信制高校のスタンスは、経済的な負担をより軽減させ、「自分自身の努力」と「学習への意欲」があれば卒業できるといったものと言えます。
手取り足取りということはありません。


<公立の通信制高校の学費>

公立の通信制高校は「どんな環境下にある人でも等しく高等教育が受けれるように」という理念から生まれているということもあって、学費面も負担が小さくされています。
入学金は500円程度。授業料が年間1万円から3万円程度。教科書や学習費で年間1万円前後。
その上、生活状況などの要件にマッチすれば、無償の処置が受けれることもあります。
また奨学金制度などもあり、スクーリングなどの交通費まで割引や無償化が見られます。
経済的な理由で断念せざるえないような理由が発生する可能性を、極力減らしています。
この制度によって救われた学習希望者も多く、公立に求められる意義としては充分に配慮されています。
ただし学習者に対するフォローというものはあまり期待できませんので、「自分で学ぶ」という確固たる信念がないと、継続してゆくのは至難の業です。
反対に、努力と意欲があれば、どんな困難な状況にあっても高等教育を受けることが出来るような準備があると言えるのです。

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通信制高校とサポート校の法律上の違い

通信制高校ではサポート校に通うことが最初からセットになっている学習スタイルを維持しているところもあります。通信制高校は就学支援金対象ですが、公的な学費支援をサポート校では受けることができません。この違いなどを法律上の違いをメインにご紹介します。


通信制高校とサポート校は学校として何が違うの?

通信制高校は高校なので文科省などがきちんと所在地や代表者などを確認しています。設立にも認可が必要です。しかしサポート校の場合、フリースクール扱いとなるので、認可などは特に必要ありません。専門学校がサポート校の役割を担う場合には、専修学校や専門学校の許可も得ていますが、そうではない場合には、塾と同じように、国への申請がいらない学習施設という認識となります。


サポート校の教諭は高校教諭資格が必要ないことも

そのため、塾の先生に教師の資格等も必要ないように、サポート校で行われるサポート校の授業の場合は、高校教諭資格が必要ないと考えられます。法律上、フリースクール扱いである以上、問題はないのですが、学校に通わせる親としては不安もあるかと思うので、学校見学などに行った際、先生とちゃんと話してみるなど、実際に自分の目で通信制高校を確認することが大切なようです。

全日制高校の学習範囲との違い

通信制高校では必修科目以外を自分で選んで、学習を進めていきます。全日制高校との大きな違いは単位制という点でもあることから、単位制で学習するメリットやデメリット、違いなどをしっかり知っておくと安心して進学などを考えられると思います。


通信制高校では自分の勉強したいことをすすめられる

まず、進学面でセンター試験などに不利になるということはありません。試験に受かれば、合格後に通信制高校だからという理由で合格を取り消されることもありませんから、安心しましょう。単位制の最大の特徴に、自分でカリキュラムを作るということがあります。大学と同じように、決められた一部の教科以外を自分で決めて勉強ができるので、やりたいこと、学びたいことが明確な生徒ほど、自分の好きを極められるという意見があるそうです。


意識的に幅を作ろう

しかし、強制して選択科目を受講する必要もないことから、文系の生徒は文系に、理系の生徒は理系科目に偏りやすいという面があります。もちろん、好きなことを勉強すればいいという意見もあるかと思いますが、全日制高校では比較的、万遍なく全分野の教育を行っているところもありますから、大学などに進学したときに、一切自分がふれていない科目などが出てくる可能性があるので、意識して苦手な科目も基礎科目は抑えるといいでしょう。

通信制高校で進学はできるの?

通信制高校では自分のペースで学習をすることができますが、進学を考えるときに多くの保護者が不安になる点に、進学という問題があるそうです。通常よりも学校へ通う日数も少ないのは事実ですし、学習面で生徒を追い詰める先生も少ないと言われていますから、保護者も不安になるのは当然のことと思います。


通信制高校でも推薦枠などを持つ高校も

通信制高校でも、大学への推薦枠を持っているところもあります。また高校卒業資格に、全日制高校と通信制高校で違いなどはありませんから、高卒資格が必要という学校へは、試験に通過すれば出身校に関係なく入学することも可能です。学校見学や説明会などでも、進路に関する相談会などが行われることもありますし、先生に直接質問もできると思いますから、推薦が可能ならどのような大学があるかなどを聞いてみましょう。


理系や医療系に行く場合は選択科目に注意を

理系の一部の大学や、医療系の専門学校、大学への進学を考えている場合などは、選択科目に受験資格となる科目が含まれていることがあります。数Ⅱや生物などは高校では必修単位ではないことから、在学中に別の単位で卒業資格を得てしまうと、この単位だけを取り直すために半年から一年間かかる可能性もありますから、自分の進路が大雑把にも見えてくる2年生からは、先生にも相談するといいでしょう。

通信制高校の美容コースに注目しよう

通信制高校では、美容コースを取り入れる高校も増加しているそうです。高校の学習と、専門学校をサポート校に置いてヘアメイクや美容師の資格を取得することを目標に学習を進めるといわれています。卒業する年に資格試験に挑戦し、国家試験などを早くに取得できると人気が上がっていると言われています。


通信制高校のあいている時間で美容の学習を

美容コースとして専門学校と連携している通信制高校では、美容師免許のほかに、ヘアメイクなどの学習を行うというところもあります。通常は高校卒業後に専門学校などで美容の学習をし、そこからやりたい分野への就職や更なる学習を行うのですが、もう目標が決まっている場合には、できるだけ早い時期に資格を手にすることで、多くの実践を積めるという考え方をしているそうです。


学習面は厳しいことも

通信制高校や単位制高校のメリットである空いている時間を有効に使うという学習方法で資格取得を目指しますから、試験前や単位認定前、資格試験前などは通常の全日制高校よりも学習面では厳しくなると感じる生徒も中にはいるそうです。高校卒業資格と、国家資格の学習を並行するのですから、週5日、スクーリングもありますが、周りよりも一歩早く、社会に出る資格も取ることができる、同じ夢を持った友達と一緒に頑張れるという意見も多くあると言われています。

通信制高校では制服を着られないの?

通信制高校では生徒の個性などを尊重するという教育方針を持っているところが多く、全日制高校などに多い制服の着用義務がない高校も少なくありません。服装にもそこまで厳しい指導は行わないこともありますが、ファッション科など、普通の高校には少ない専門的な学習を行う高校が多いこともこの、自由な校風を作る理由となっているそうです。


通信制高校だって制服を着たい

しかし、ここ数年で制服に対する注目が集まってきたこともあり、通信制高校でも制服を販売する高校は増えているそうです。高校生までしか着ることができないというレア感などもあるそうですし、渋谷や原宿など、学生が多く遊びに出るところや、学生向けのメゾンではスクールバックなどを販売しているところも少なくないそうです。


着用は生徒の自由なのでほしい人だけ

制服の販売は行っていますが、原則として通信制高校では着用の義務化などは行われていないそうです。また他のアイテムとの組み合わせも自由となっていますから、ブラウスやジャケットだけを利用する、自分の持っているものや着たいものと組み合わせた着用も可能なのだそうです。若い世代から支持されているメゾンとのコラボレーションがあるなど、制服は今後も注目を集めそうですね。

通信制高校の就学支援金は単位ごとに計算しよう

通信制高校でも、全国の対象世帯がもらうことのできる就学支援金を受け取ることができます。就学支援金とは、世帯年収がその世帯の子どもの学力に大きな影響を与えるということから、年収910万円以下の世帯に給付される教育費の支援金です。


通信制高校は1単位4812円、74単位分

通信制高校の就学支援金は、単位に換算して給付されます。卒業までに必要な単位が最低で74単位、1単位分の値段を4812円として給付される仕組みです。履修する単位や参加するイベントなどの参加費用で生徒個人の学費が大きく異なる通信制高校なので、ほかにかかる費用はあるのですが、現時点での給付金は原則として、卒業に必要な最低単位数分までとなるそうです。通信制高校では、履修の申し込みをした時点で、単位の修得の有無は関係なく単位分の学費がかかります。


校外学習などの費用は別途かかる

集中スクーリングや体育の授業で校外学習に参加する場合、参加費用などは別にかかるケースがほとんどです。そのため、単位の値段だけを学費と捉えるのはあまりおすすめできません。簡単な校外学習の場合は、現地に集合、現地でかかる費用などをその場で生徒が負担、というケースもありますし、バスなどで移動する場合には事前に参加費用を納めて傘下の申し込みを行って校外学習へ出かけるそうです。